機能美探求

『機能美の探求』

 これから、Paradisoyan blogでは取扱商品の説明の他に、『機能美の探求』と題して、世の中にある機能性と美しさを両立した良い商品を、独自の視点で紹介してゆきます。

 あくまでも、独自の視点での紹介であり、利害関係も全くありません。


「キッコーマン醤油」










 いままで、数多くの「タレない醤油差し」というものを試して使ってみましたが、あるとき「キッコーマンしょうゆ」の製品そのものを使う機会がありました。


 するとどうでしょう「まったくタレない」ではないですか!


 その上くびれた部分を持った時の「バランス」の良さ、そして普通においている時の「安定感」ともに他の追従を許さない事がわかりました。


 しかも、少量使いたい時「不透明の陶器の醤油差し」などは、調整は「至難の業」。しかし、これは醤油が流れるのが見えるので調整しやすく、使い過ぎない効果が大きいです。

 そして不透明陶器製の醤油差しは、醤油を「継ぎ足す時」もこぼれてしまって、継ぎ足しが至難の業であるのです。


 このデザインは「榮久庵憲司えくあん けんじ) 1929年9月11日 - 2015年2月8日」によるものであると。

 東京都のシンボルマークやJRAのマークなどもこの方が手がけられたようです。 

 これを書いていて気づきましたが、今年に無くなっておられたんですね。

 こんな素晴らしい仕事をされた榮久庵憲司さんに感銘を受けるとともに、ご冥福をお祈りいたします。


 工業デザインといえば、ともすればデザイナーのひとりよがりの視点で「使い勝手を犠牲」にすることが意外と多いのですが、これは見事に両立しています!


 また、Good Designという制度が日本にありますが、先日あるキッチンの展示場で見かけたものは「デザイン性を重視しました」ということでグッドデザイン賞選定シールが貼ってある商品でしたが、引き出し扉を小分けしている部分を1枚の板で覆い隠して、全体をすっきり統一するデザインがされていました。

 ですので、小さな扉に入ったものを取り出す際毎回大きな「覆い隠す板」を開けてからになるのです。これ、どう考えても「使い勝手」は犠牲になっていました。それを見た時に日本のグッドデザイン選考委員の視点に賛同できないと思った次第です。


 本当に美しいものは


・自然にも

・環境にも

・人間にも


やさしくなりえるんです。


 ということで、今スーパーなどでキッコーマンが出している「柔らかペットボトル」という商品、あれは使い捨て時代の寵児のようで私は全く好きではありません。


 今後も、キッコーマンの「瓶」の醤油差しが販売され続けることを希望します


Masayuki Isoani